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東寺でライトアップ

2007/08/13 22:00

 

□ 東寺・観智院(京都市南区)

 すみませ~ん。お久しぶりです。なんか、ばたばたとするなか、余裕のないお盆に突入してしまいました。

 先日、取材にいった東寺の塔頭・観智院(かんちいん)。16日まで、ライトアップが行われています。2代前くらいまでは住職の住居として使われていたそうで、広々とした東寺とはまた違い、こぢんまりと整った風情がなかなか良いお寺。下の写真の客殿は国宝です。普段は非公開なので、なかなか見られないご本尊が見られるのもGOOD。夕涼みがてら、出かけてみてください。


(控えめなライトに照らされた観智院。手前の庭は「五大の庭」といい、空海が唐からの帰路に難破の危機にあうも、海神に守られて無事帰国したという話を表したそうです)


(薄暮の時間)


(本堂ではロウソクの火が煌々と。奥の五体の仏像はご本尊「五大虚空蔵菩薩坐像」。重文です)


(ほのかな明かりでふすま絵もいい感じです。昔の人はロウソクのあかりだけで見ていたんだろうから、もっと暗かったんだろうなぁ、、)

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ついに山鉾巡行、のち神輿

2007/07/18 00:00

 

□ 山鉾巡行 at 京都市中・下京区

 宵山は夜から雨になり、心配されましたが、曇りで暑くもなく取材するには絶好の巡行日和となりました。

 ここだけ(?)の話ですが、宵山までの歩行者天国=屋台のおかげで、アスファルトの道路上は毎年ひどいことになります。もちろん掃除はされますが、こぼしたジュースや食べ物を洗い流すことはできません。で、翌日が晴れだったりすると、においがひどいのなんのって、、。幸い、今年は雨で洗われて、随分ましな朝を迎えました。これってほんと、観光客誘致を進めるばかりの京都市がなんとかすべき問題では?去年、外国人観光客が鼻をつまみながら歩いているのを見て情けなくなりました(泣)。

 さて、巡行です。出だしは総局でお留守番してたので、後半、山鉾が新町通りを帰ってくるところ。


(新町通を南下する月鉾。やはり、山鉾は町家の前を通るのが一番似合います)


(電信柱の間をすり抜けるように進む函谷鉾。こんなシーンが一番、山鉾巡行らしくて好きです)

 どこで巡行を見ればいいかとよく聞かれるのですが、山鉾巡行はやはり、こういう町家の間をギシギシと音を立てて通っていくのが、迫力があってヨロシ。車輪がすぐ前を通り、見上げる鉾の迫力は見事です。大通りの端っこを整然と進む風景よりは、ね。
 


(さすがにお疲れモードの綾傘鉾稚児(笑)。W記者撮影)


(夕方からの神幸祭では、神輿3基が氏子地域をまわります。実はこの御神輿を迎えるために山鉾巡行があるのですが、メディアの注目は巡行の方に向かいがち。今年は八坂神社の〝顔〟ともいえる西楼門が修理中のため、楼門をバックに撮影することになりました。真ん中の通りは四条通です。W記者撮影)

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祇園祭宵山の献茶式

2007/07/17 00:00

 

□ 祇園祭宵山「献茶式」 at 八坂神社(京都市東山区)

 祇園祭は宵山でした。朝9時から恒例の、「献茶式」が八坂神社本殿で行われたほか、夜は最後とあって、ものすごい人、人、人。ところが、少し雨が降ったこともあってか、9時過ぎくらいからは人出も一段落といった感じでした。


(見えにくくてすみません。正面奥、お茶碗を持っている黒い十徳姿の方が、千宗室お家元。これからお茶を献じるところです。右奥にちらりと見える白木の台子(棚)で、お手前をします。今週のEXでは、ちゃんとカメラマン撮影の写真が載りますのでご容赦を)


 祇園祭とお茶は関係が古く、昔は山鉾巡行についてお茶を提供した「荷茶屋」があったほか、鉾の上でお茶会が催されたこともあったそうです。人をもてなすのがお茶の基本精神ですから、お祭りの際に町家などでお茶を振る舞うこともあったんでしょうね。

 献茶式は隔年で表千家、裏千家が奉仕しています。今年は裏千家でした。1時間前に行ったのですが、もう本殿には座って待つお社中(お弟子さんたち)がいて、つくづくお茶の人気というか、皆さんの熱心さを感じました。お茶会取材の楽しみの一つは、色とりどりの着物や帯を眺められることでもあって(笑)。ほんと、神社境内に花が咲いたような、華やかさでした。

 さて、お献茶の方は、本殿の畳の上に、白木の台子が置かれていてそこで家元が行います。最初に「献炭」という炭を継ぐ作法、次いで濃茶と薄茶の2碗を献じ、玉串が捧げられました。都合1時間の厳粛なセレモニー。八坂の3祭神にお茶を捧げ、祭りの無事を祈ります。

 さて、今日はいよいよ山鉾巡行です。 

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宵々山風景、祇園祭

2007/07/16 00:45

 

□ 祇園祭の宵々山 at 山鉾町(京都市中・下京区)

 台風一過、祇園祭は宵々山を迎えました。さすがに13日は雨風が強く、人出は昨年の3分の一でしたが、14日はその分、どっと人がくりだした感じ。歩行者天国になった6時以降の四条通りは、鉾の前にくるともう動きません、、。

 どうしても、四条烏丸を中心に、大きな山や鉾のある周辺に集まりがちですが、ゆっくり歩いて山鉾を鑑賞できる周辺もおすすめです。



 「傘」のマークがなんとなく笑っているように見える「四条傘鉾」。山や鉾に比べて小さく、一見「ふ~ん?」って感じで地味なんですが、「綾傘鉾」と二つしかない「傘鉾」で、巡行順を決める「くじ取り式」でも、「鉾」「山」「傘鉾」というように、分類されている特別な鉾です。(実は私も傘鉾町の住人です、、(^0^;))

 山鉾が現在の形になる前、原初の形を留めているといわれていて、踊りと囃子を伴いながら巡行するというちょっとかわったスタイル。四条通の一番西で、比較的ゆったりと歩けますし、定期的に赤熊をかぶった子供達が棒振り踊りを披露してくれますので、ぜひ、ご覧になってください。



(船首を飾る「鷁(げき)」は江戸時代の傑作。女性的でほれぼれする優美な鉾です)

 四条通を下ると、混雑は少し緩和されます。優雅な船鉾のある新町綾小路下ルは好きなスポットの1つ。700円で鉾の上に上がることができます。ご神体は「神功皇后」で、面をつけて巡行するのも珍しい。山鉾にはそれぞれさまざまなご利益があるとされ、「護符」などが売られていますが、船鉾はご神体の由来から「安産」です。ぼ~っと船鉾を見上げていると、後で町の役員さんと観光客の話す声。「ちまきってあちこちで売ってますけど、どれも同じもんですか?」(観光客の女性)、「厄よけで玄関なんかに飾ってもろたらよしいけど。うちはうちのが一番やと思うてます。どこの山鉾もプライドがあるさかいね」。


(おしりからみた船鉾。舵は漆塗青貝螺鈿の逸品で、船首とともに船鉾のみどころの1つです)


● ご近所で見つけたプチ屏風祭。


(四条西洞院を下がっていくと、左手にあった「やまいち」さんというお店)


(西洞院綾小路の横山商店さん。ちょうどご主人がいらして、「最近は室町でも屏風祭をする家も少のうなりましたんで、やってます。始めたらいろいろきてくれはる人もいて、続けてるんですわ」と。秘蔵の屏風のほか、最高級の京友禅、龍村美術織物の作品などが飾られていました)

横山商店さんのHPは
http://www.yokoyamashoten.gr.jp

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祇園祭の花~ヒオウギと祇園守

2007/07/15 00:00

 

□ 祇園祭の花といえば、、

 祇園祭が近づくと、家々やお花やさんでもよく見かけるようになるのが、この「ヒオウギ(桧扇)」です。横から見ると薄っぺらくて、まるで薄い木の板を重ねて扇にした「桧扇」のような姿をしていることから、和名がついたのでしょう、ね?

 ヒオウギがなぜ祇園祭か、と問われると、、すいませ~ん。勉強が足りません。ただ、室町かいわいなどでは、「魔よけ」として玄関に飾るそうですから、「厄よけ」の祇園祭と関連づけらているのかな、とも思います。花が咲くのがちょうど、7、8月ですし。あ、アヤメ科の植物です。


(こうして見ると華やかですが、葉っぱは1メートル近くあるのに、花は3~4センチというところでしょうか)

 花は橙色で濃い斑点があり、背の高さに比べて花は小さい。朝起きると数輪咲いていて、夜家に帰るとしぼんでいます。そういう花なのかな?一度にどっと咲いてはくれないので華やかさはないのですが、けっこう暑いさなかでも長く楽しめます。この時期、京都の家々で生けられているので、すっかり「祇園祭の花」というイメージがすり込まれてしまいました、、

(葉っぱはこんな感じ。このまま扇げそう、、、)


 そして、もう一つ。お茶室などでよくいけられる「祇園守」があります。白い木槿(むくげ)で、夏場には貴重な茶花です。写真がなくてすいません。そもそも八坂神社の筒型をした護符を「祇園守」というのですけれど、同じ名がついた木槿も清楚で清らかな感じの花です。

 いずれもこの時期に咲き、「祇園」にちなんだ名前や厄よけなどで、「祇園祭の花」として家々を飾ります。

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屏風祭

2007/07/14 00:00

 

□ 屏風祭 at 山鉾町あたり(京都市中、下京区)


(財団法人奈良屋記念杉本家保存会提供)

 きょう14日から、山鉾町で屏風祭が本格化します。祭りといっても、御神輿がでるようなものではなく、家々がそれぞれに屏風や美術品、調度品などを飾る風習のこと。それを総称して「屏風祭」と呼んでいます。

 そもそもは、調度品などの虫干しを兼ねて行っていたそうで、京都では「祇園祭とともに梅雨が明ける」といわれます。最近は屏風祭期間はまだ梅雨の最中ということが多いので、虫干しにはなりそうもありませんが、、。

 屏風祭は江戸時代から行われていた記録が残っていますが、さかんになったのは明治以降。明治生まれの画家、上村松園は屏風祭に出かけては、秘蔵の屏風を模写させてもらい、勉強したといいます。松園の姿をみかけない年は、「ご病気やろか?」と心配したと言いますから、笑えますね。

 さて、近年はそうした旧家や大店も減り、屏風祭をする家も少なくなりました。祭り客に見せる、といっても、中をライトで照らし京格子ごしにちらりと見えるようにしてある家や、玄関だけ開放して表に面した部屋だけ見せる家などスタイルはさまざま。ここ、杉本家住宅では祭りのハレの日のしつらえをした「祇園会 屏風祭展」を「維持保存協力金」(大人1500円、高校生以下800円)で見学できるようになっています(14~16日)。


 実は宵山など、たいてい取材に歩いているので詳しくないのですが、北観音山前の「吉田家」、「藤井絞」、「松坂屋」、八幡山前の「紫織庵」などは、人の流れに押されて歩いているうちに見ることができます。

 中には、表の飾りをみていると、奥の座敷で集まった人たちが宴会をしている様子がもれ聞こえてきて、親戚やらが集まってきているのかなぁ、お祭りやなぁと。なんだか懐かしい気分になります。今日から宵山までは、屋台の雑踏よりはずっと風雅な屏風祭にご注目ください。

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山鉾巡行だから、こんなこと

2007/07/13 00:00

 

□ 山鉾町ならではのあれこれ at 京都市中、下京区

 祇園祭一色ですいません(^0^;)。穴ぼこのついでに、こんなのもあります、、。



 鉾の曳き初めで、鉾がぶつからないように信号機を折りたたむ準備中、。巡行コースはみな、そうなっているようです。



 四条烏丸のバス停。鉾建てが始まると、バス停がお引っ越ししてしまいます。渋滞に輪をかけますからね。主な場所のバス停はごらんの通り。


 なんだか大そうですが、都心部でのお祭りゆえのいろんな工夫、というよりは苦肉の策でしょうか。昔は17日の前祭と24日の後祭にわかれて巡行していたものが、17日に統合されて現在に至ります。車と山鉾の共存というのも、なかなかたいへんです。

● 明日は長刀鉾稚児の「社参の儀」。立烏帽子に水干姿の稚児が白馬に乗って、四条通を八坂神社まで向かいます。横を車が通っていくのがなんとも不思議な光景。午前11時ごろからです。

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鉾の穴ぼこ~祇園祭

2007/07/12 12:00

 

□ 年に一度使われる穴ぼこ at 山鉾町(京都市中、下京区)

 京都は初めて、という人に説明して、「へえ~」と必ずいわれるのが、山鉾町のアスファルト、鉾が建つ場所に設けられた四角い穴ぼこです。

 普段は車が行き交う道路ですから、ふたがしてありますが、年に鉾建てのときだけ、そのふたをあけ、杭を差し込んで鉾を建てるための「てこ」として使います。公共の場である道路に、鉾のために穴ぼこをあけているなんて、私も最初に教えてもらったときは「へえ~」と思いました。京都ならではの仕組みですよね。


(縦に打ち込んであるのが杭。横に突き出ているのが鉾の足。丸太をしっかりとゆわえつけ、鉾の上側にロープを張って、右方向にぐい~っと引っ張り鉾をたてます)

 実は鉾建てに使うときいて、漠然と納得していたのですが、どう使うかはよく知らないままでした。今回、改めて上司に尋ねられ、聞いて調べてみたのですが、最近はクレーンを使う鉾もあって、いろいろあるようです。ここ月鉾では上の写真のように組み、右に縄を引っ張って、たてていました。

 今日は、祇園祭の恒例、鉾の曳き初めが行われます。17日に山鉾巡行を迎えるわけですが、その鉾に車輪が付けられ、試しに町内をいったりきたり、初めて鉾を動かす日です。女人禁制の鉾も多いのですが、このときばかりは女性も子供も綱を引き、鉾を動かすのに参加できます。

(注意!)鉾を曳くときの綱、決してまたいだりしないでください。特に女性は。本来、女人禁制で、ましてや鉾の先の縄であれ、ロープであれ、またぐことはゆるされません。でも、道路に長く渡した綱を向こうに行きたくて、ひょいとまたぐ人が多いんです。関係者の方々は大きな声で「あかんで~」と怒って苦虫をかみつぶしたような顔をします。ご神体を載せてゆく山鉾は神聖なもの。写真やビデオを撮影中のときは特に、気をつけてください。

 

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鉾建て始まりました~祇園祭

2007/07/11 23:55

 

□ 祇園祭の鉾建て at 四条烏丸かいわい(京都市下京区)

 渋滞が始まりました、もとい、鉾建てが始まりました。


(10日撮影。月鉾。まだ最初の最初。大雨になり、この直後、みんなシートをかぶってしまいました)

 メーンストリートの四条通にも、東から長刀鉾、函谷鉾、月鉾が並び、車線が減ります。もう、渋滞。それでも、市民は「祇園祭やなぁ」と慣れたもの。この時期だけは仕方ないとのんびりムードです。

 
(11日撮影。月鉾。先日のが横倒しされ、まもなく真木が入って立ち上がる直前です)

 
 

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綾傘鉾稚児~祇園祭

2007/07/09 21:50

 

□ 綾傘鉾稚児社参の儀 at 八坂神社(京都市東山区)


(八坂神社本殿で御神酒をいただく稚児ら)

 7日、八坂神社で綾傘鉾(あやがさほこ)稚児の社参の儀が行われました。これに先だち、綾傘鉾を出す善長寺町(京都市下京区綾小路室町西入る)の役員らと固めの杯を交わし、「結納の儀」が行われます。昭和54年に復興した綾傘鉾は、町内住民に加え、ボランティアや後援会など、多くの支援者が熱心に巡行を支えています。この稚児たちも、「役員または後援会の推薦」という条件がありますが、ちゃんとホームページで応募要項を紹介しています。結納金や後援会費も書かれていますから、関心のある方はご覧になってみてください。




(かしわでって、どうするの?)


 結納をすませた稚児は、本殿で神の使いとして稚児に任ずるという宣杖書を宮司からもらう「宣杖の儀」、次に、外に出て本殿の周囲を3度まわって巡行の無事を祈願する「お千度の儀」を行います。これは1日の長刀鉾稚児のお千度と同じですね。

 長刀鉾稚児と禿(かむろ)は10歳前後ですが、綾傘鉾稚児は5~6歳で、なかには暑くて泣き出したり、おおあくびをしたり、居眠りをしたりする子もいます。それがまたあどけなくてかわいいです。巡行当日は、暑くても雨でも徒歩で鉾を先導。がんばってね、と毎年思う取材です。

綾傘鉾保存会は
http://www.geocities.jp/ayagasahoko/

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